熱電対のJCSS校正
校正結果は、ILAC/APACのMRA（相互承認取決）を通じて、国際的に受け入れられます。
対象測定器
貴金属熱電対 R熱電対、S熱電対、B熱電対
卑金属熱電対 N熱電対、K熱電対、E熱電対、J熱電対、T熱電対
校正範囲及び校正の不確かさ
本社
| 種類 | 校正範囲 | 拡張不確かさ（ 信頼の水準 約95%） |
| 定点校正（貴金属熱電対） ※0 ℃の校正においては卑金属熱電対も可能です |
インジウム点 | 0.10 ℃ |
| スズ点 | 0.10 ℃ | |
| 亜鉛点 | 0.15 ℃ | |
| アルミニウム点 | 0.15 ℃ | |
| 銀点 | 0.25 ℃ | |
| 銅点 | 0.25 ℃ | |
| パラジウム点 | 1.0 ℃ | |
| 比較校正 | -80 ℃ 以上 1 554 ℃ 以下 | 0.2 ℃ ～ 1.8 ℃ |
校正の不確かさは、校正範囲で一番小さなものを記載しています。
《定点校正の場合の校正対象条件は以下のとおりです》
【例】定点校正における熱電対の組立の例
※1 絶縁管は単一長であること
※2 絶縁管全長＋200 mm以上、3000 mm以下
ただし、パラジウム点の場合は素線全長が1800 mm以上
熱電対の形状や種類によっては、校正できない場合があります。
お問い合わせの際は、熱電対の種類、校正温度、形状（線径又は外径、長さ等）についてお知らせください。
中部
| 種類 | 校正範囲 | 拡張不確かさ（ 信頼の水準 約95%） |
|---|---|---|
| 比較校正 | 0 ℃ | 0.4 ℃ |
| 0 ℃ 以上 1 100 ℃ 以下 | 0.7 ℃ |
拡張不確かさは、校正範囲で一番小さなものを記載しています。
《校正対象条件は以下のとおりです》
●保護管付熱電対、シース熱電対
外形 10mm以下 長さ 500mm以上
●素線
外形 10mm以下 長さ 600mm以上
●素線の場合は組立てられていること。（下図は貴金属熱電対の例）
※1 絶縁管は単一長を推奨
※2 貴金属熱電対・卑金属熱電対の全長は500 mm以上
熱電対の形状や種類によっては、校正できない場合があります。
お問い合わせの際は、熱電対の種類、校正温度、形状（線径又は外径、長さ等）についてお知らせください。
関西
| 種類 | 校正範囲 | 拡張不確かさ （信頼の水準約 95 %） |
| 比較校正法 | -30 ℃以上 0 ℃未満 | 0.5 ℃ |
| 0 ℃ | 0.2 ℃ | |
| 0 ℃超 100 ℃未満 | 0.4 ℃ | |
| 100 ℃以上 250 ℃以下 | 0.3 ℃ | |
| 250 ℃超 1 100 ℃以下 | 0.7 ℃ |
※拡張不確かさは、校正範囲で一番小さなものを記載しています。
《校正対象条件は以下のとおりです》
●素線の場合は組立てられていること。（下図は貴金属熱電対の例）
※1 絶縁管は単一長を推奨
※2 R熱電対の全長は 600 mm 以上 S熱電対・B熱電対の全長は 1 500 mm 以上
卑金属熱電対の全長は 600 mm 以上
●K熱電対以外の卑金属熱電対の素線又はシース卑金属熱電対の端子板付（シース長さ650 mm 以上）の場合は、補償導線（長さ 1 000 mm 以上）を取付けし、先端は裸線で各々の脚がガラス管（内径 5 mm 長さ 250 mm）に挿入できること。
●K熱電対以外のシース卑金属熱電対の補償導線付（シース長さ 600 mm 以上）の先端は裸線で各々の脚がガラス管（内径 5 mm 長さ 250 mm）に挿入できること。
熱電対の形状・種類や常用限度を超える校正温度など校正できない場合があります。
お問い合わせの際は、熱電対の種類、校正温度、形状（線径又は外径、長さなど）についてお知らせください。
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