主催 日本電気計器検定所、(公社) 日本分析化学会
測定結果の信頼性の指標としての不確かさの評価がますます重要となってきています。日本分析化学会においてもエキスパートワークショップやセミナー等によりその普及と教育に努めてきました。
また、日本電気計器検定所(JEMIC)は、「計量標準等トレーサビリティ導入に関する標準化調査研究委員会」と「計測標準フォーラム人材育成WG」が共同で開発した不確かさ研修プログラムにより不確かさの研修を実施してきました。
この研修では、
ことを特徴としています。講師が一方的に説明や講義を行うのでなく、受講者の理解度を確認しながら対話方式で進めていきます。
※分析化学系以外の方は、「不確かさの基礎」のご受講をお勧めします。「分析化学における不確かさ研修プログラム」と「不確かさの基礎」との違いは、は、こちらをご覧下さい。
概要 | 「不確かさの基礎」の分析化学版で、 「不確かさの基礎」と同様に、”楽しく、簡単に、解りやすく”をモットーにしており、複数の講師がサポートしますので、不確かさに触れるのが初めての方でも安心してご受講いただけます。 | |
レベル |
基礎 | |
対象 |
・不確かさの計算方法について初歩から学びたい方 ・不確かさの計算方法を社内教育等の参考にしたい方 |
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コース |
2日間 ※2日間とも9:30~16:30 |
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開催地、開催方式 |
本社(ハイブリッド型) | |
プログラム |
【 1日目 】 【 2日目 】 ■確認テスト |
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受講料(税込) |
日本分析化学会会員、JEMIC計測サークル会員 | 64,900円 |
非会員 |
75,900円 | |
※JEMIC計測サークルの案内はこちら | ||
発行する証明書 | ・受講証明書 | 受講者には「分析化学における不確かさ研修プログラム」を受講し,講習を受けたことの受講証明書を主催団体から発行します。 |
・合格証明書 | 確認テスト合格者には,日本電気計器検定所から合格証明書を発行します。 | |
テキスト |
紙媒体でご提供します。 ※オンライン参加の場合、演習等、一部の資料は電子媒体でのご提供となります。 |
2025年度の開催は、次のとおり予定しています。
会場 |
日 程 | 開催方式 | 定 員 |
本社 | 2025年 7月3日(木)~4日(金) |
ハイブリッド型 |
24名 |
2026年 3月5日(木)~6日(金) |
◆更に不確かさの知識を深めたい方
知っておきたい不確かさの評価法 応用編
◆不確かさ評価に必要な統計・解析手法を理解したい方、数式の意味を学びたい方
不確かさ評価に必要な統計的手法
◆不確かさに関する基礎知識をお持ちの方で、電気分野の不確かさ評価を学びたい方
事例で学ぶ不確かさ:電気編
◆不確かさに関する基礎知識をお持ちの方で、温度分野の不確かさ評価を学びたい方
事例で学ぶ不確かさ:温度編
分析化学系の方は、「不確かさの基礎」を化学系の方用にアレンジした「分析化学における不確かさ研修プログラム」のご受講をお勧めします。
「不確かさの基礎」は、「分析化学における不確かさ研修プログラム」を基に、用語の解説、演習の題材等、分析化学系の方が理解し易いように、変更したセミナーです。 下表中、灰色で示した箇所が、両セミナーの内容が異なる箇所です。
不確かさの基礎 | プログラム | 分析化学における不確かさ研修プログラム |
イントロダクション | ||
演習:温度の測定 | ||
不確かさとは何か? | ||
JIS Z 8103 計測用語 | 用語について1 | JIS K 0211分析化学用語 |
不確かさ評価の概要 | ||
タイプAの不確かさ評価 | ||
・金属棒の直径 | 演習:タイプAの標準不確かさを求める演習 | ・マイクロピペットの分取量 |
確率分布について1 | ||
タイプBの不確かさ評価 | ||
・校舎の長さの測定 | グループ演習:タイプBの要因を考察するグループ演習 | 河川水のpH測定 |
確率分布について2 | ||
用語について2 | ||
・金属棒の直径 | 不確かさの合成と拡張 | ・マイクロピペットの分取量 |
- | 実際の不確かさ評価の事例紹介 | |
・ステーキ肉の重さの計量 | グループ演習:間違い探し | ・ヘキサン抽出物質の定量 |
・球速の測定 | 総合演習 | ・ガスクロマトグラフによるエタノールの定量 |
・オーブンの温度測定 | ・中和滴定 | |
適合性表明に関する不確かさの利用 |
ご不明な点がありましたら、遠慮なくお問い合せ下さい。
Tel | ||
本社セミナー事務局 | kosyukai-tky@jemic.go.jp | 03-3451-1205 |