平成21年9月15日(火)、東京都品川区の「きゅりあん(品川区立総合区民会館)」において、「JEMICフォーラム2009」を開催しました。当日は、200名を超える参加者がありました。
日本電気計器検定所
資源エネルギー庁
独立行政法人 産業技術総合研究所
電気事業連合会
社団法人 日本電気協会
社団法人 日本電気計測器工業会
社団法人 日本計量機器工業連合会
主催者あいさつ | 日本電気計器検定所 理事長 山下 弘文 |
来賓あいさつ | 経済産業省 資源エネルギー庁 電力・ガス事業部 電力市場整備課長 松尾 剛彦 氏 |
講演 | 「欧米におけるスマートメーターの導入状況及びその動向」 日本アイ・ビー・エム株式会社 未来価値創造事業 事業開発 IUNソリューション部長 川井 秀之 氏 |
「関西電力における電子式計器の活用事例について」 関西電力株式会社 電力流通事業本部 ネットワーク技術高度化推進グループ マネジャー 杉本 崇行 氏 |
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「ソフトウェア制御計量器認証の進展」 独立行政法人産業技術総合研究所 計測標準研究部門 計量標準システム科 計量情報システム研究グループ研究員 工学博士 松岡 聡 氏 |
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「日電検における検定システムなどの開発に関する取組状況」 日本電気計器検定所 技術研究所 検定研究グループマネージャー 馬場 将彰 |
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閉会あいさつ | 日本電気計器検定所 専務理事 米原 高史 |
今年度のJEMICフォーラムは、メインテーマを「電子化計量器を取り巻く国内外の動向」と題して開催しました。
上記プログラムのとおり、4名の方に講演を行っていただきましたので、その概要を御報告します。
1番目の日本IBM㈱の川井秀之氏による講演は、「欧米におけるスマートメーターの導入状況及びその動向」と題して行われ、日本IBM㈱が昨年から提唱している”Smarter Planet(様々な仕組みが相互にかかわることで、より省力化や効率化につながること)”のソリューションの一つである「スマートなエネルギー」の観点から、日本IBM㈱が支援した海外のスマートメーター及びスマートグリッドのプロジェクト事例に関する紹介がありました。また、エネルギー消費者の動向調査結果や参加型ネットワーク像の紹介とともに、創エネルギー企業を含めたスマートグリッドの課題点や事業化のポイントについて説明がありました。
2番目の関西電力㈱の杉本崇行氏による講演は、「関西電力における電子式計器の活用事例について」と題して行われ、電子式計器について、多時間帯契約のお客さまに初めて採用した昭和61年から現在に至るまでの歴史について紹介があり、また、昨年から取り組んでいるユニット式電力量計を使用した「新計量システム」の実証試験や課題についても紹介がありました。
3番目の(独)産業技術総合研究所の松岡聡氏による講演は、「ソフトウェア制御計量器認証の進展」と題して行われ、OIML D31「ソフトウェア制御計量器のための一般要件」がソフトウェア制御の計量器に要求している機能、産総研が実施している質量計用指示計の依頼試験に含まれるソフトウェア試験、現時点での課題及び今後の国内外の動向について紹介がありました。
最後に、当所の馬場将彰が、「日電検における検定システムなどの開発に関する取組状況」と題して講演を行い、日電検の検定試験台の開発の歴史及び近年開発した自動結線器付120A電力量計用試験台やユニット式電力量計用検定試験台などの紹介をしました。
当日は、多くの方に御参加いただきありがとうございました。
御意見、御要望等がございましたら、総務部総務グループまでお寄せください。
日本電気計器検定所 総務部総務グループ
TEL:03-3451-1181 TEL:03-3451-1364
E-mail:soumu@jemic.go.jp