ISO/TS 16949からIATF 16949への移行については、2018年9月14日が移行完了期限になっていたため、多くのサプライヤーの皆様が審査対応に追われたことと思います。
IATF 16949では外部試験所の利用について、「校正に関しては、校正サービスを利用しようとする事業者が、 校正を利用しようとする範囲でISO/IEC17025認定を受けており、更に発行される校正証明書に認定校正に係るロゴマークを含んでいること」が求められます。
ISO/TS 16949のときは、校正サービス利用しようとする事業者がISO/IEC 17025認定を取得していればよかったことを考えると、IATF 16949では外部試験所に対する要求事項について、かなりハードルが高くなったと感じられているのではないでしょうか。
また、ISO/IEC 17025認定を取得している事業者を利用できない場合の計測器製造事業者の利用に関しても、“利用できないことの確認”が厳しくなっていると思います。
ISO/IEC 17025を取得している計測器製造事業者から認定ロゴマークを含まない校正(一般校正)を利用されていたサプライヤーの皆様が、今後はISO/IEC 17025校正を利用するよう求められているというお話も多く伺うようになってきております。
JEMICでは、幅広くJCSS校正を行っており、出張校正対応可能な機器の拡張も随時進めておりますので、計測器の校正及び管理等ついてお困りの方は、是非一度お問い合わせください。
(2018.12 H)
ISO/IEC 17025校正を活用するメリットの一つは、校正結果に不確かさが明記されていることです。
IATF 16949における外部試験所の利用について、ISO/IEC 17025認定校正が強く求められるようになった背景には、今後、サプライヤーの皆様が行う製品検査についても、データの信頼性を確保するための不確かさの活用があります。
JEMICでは不確かさ算出に係る様々なセミナーを通じて、皆様に技術提供も行っておりますので、JEMIC計測技術セミナーのご利用もご検討ください。
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